2010年10月10日
『ガラスの巨塔』

『ガラスの巨塔』。
帯には
「巨大公共放送局を舞台に
渦巻く野望と嫉妬」とあって
あのエビ・ジョンイルさんも
出てきますが、
わたしは単純に
NHKの番組作りを
垣間見られるだけで
面白かったです。
湾岸戦争時に
イラクで捕虜となった
米軍兵士の息子を待ち続ける
アメリカ人夫婦の取材。
5日間ぶっ通しの編集。
どんな思いでプロジェクトXを作ったのか。
真摯に番組と向き合っていたことが伝わってきました。
プロジェクトXのやらせ問題のことも
本を読む限りでは今井さんのおっしゃることに納得です。
いますよね、発言のあやうい人。
協賛金3000万円問題は?でしたし
渋谷での万引きについてもちゃんと書いてたのは意外ですが、
自分かわいさに大げさになりがちな自伝的小説を
あんなにムダのない文体で書けるなんて
やっぱりすごいと思いました。
『ガラスの巨塔』
今井 彰 著
幻冬舎
定価(本体1600円+税)
Posted by アドベリー勝手に応援団〜♪ at 00:03│Comments(4)
│ロッタ
この記事へのコメント
ロッタちゃん、読みましたか!同感です。まずは読むひとを引き込む文体、簡単明瞭な論理、私は嘘を書いておりません的な表現。私も作者を応援しながら小説としての面白さに引き込まれました。放送業界の裏側やこれぞジャーナリスト感性を充分に伝えた作品でしたね。また読後感を書いて下さいね。わかりやすいです。ロッタちゃんの文章(^0^)/ありがとう。
Posted by 大津のプーさん at 2010年10月10日 08:27
プーさん
ありがとうございます!!!!
プーさんのおっしゃる通りです。引き込まれました。
読後感は、わたしもがんばろ!って気持ちかな、と思います…いかがでしょうか?
ありがとうございます!!!!
プーさんのおっしゃる通りです。引き込まれました。
読後感は、わたしもがんばろ!って気持ちかな、と思います…いかがでしょうか?
Posted by ロッタ at 2010年10月10日 12:32
いいことですね。実際に書き込むと、考えがまとまるだけで無く、趣旨がはっきりして来ますよね。
Posted by 大津のプーさん at 2010年10月10日 17:09
はいっ!師匠!!!
(笑)
(笑)
Posted by ロッタ at 2010年10月10日 21:21