坂本九
流行歌と言う言葉がいつから使われていたか?そんなんは研究者にお任せすれば良いこと。
この頃 私の頭の中で昭和歌謡が回ることがあります。当時、シャボン玉ホリデーで流れていた曲。ラジオで今週のベストヒットにランクインしていた曲。洋楽と邦楽にジャンル分けされていて、洋楽では ジリオラチンクゥエッティ ボビーソロ パットブーン なんかが 常連やった覚えがあります。敢えて言えば 当時の邦楽は 古臭いイメージを勝手に持っていて 覚めた目で 一歩引いた場所からみるのが 今風?だったと記憶しています。辛うじて若手歌手を聴く程度(船木一夫・三田明・橋幸夫)でした。
そんな時 ダニー飯田とパラダイス・キングが彗星の如く出現。
ビキニ姿のお嬢さん
素敵なタイミング
GIブルース
最初は 単なるアメリカンロックのパクリでした。ま、結構楽しい音楽シーンでしたけどね。
このグループのボーカルが 坂本九。
彼のレコードが大ヒット。
パクリじゃない 日本製の心…日本人ならではの哀愁と想念を兼ね備えた流行歌…それが 「見上げてごらん 夜の星を」
あれから50年位かな?
私のように、カラオケにはまっていない輩は 頭の中でメロディと歌詞を回しながら 時折 エコー現象を楽しんでいるんです。
幼少の記憶 おばあちゃん家に泊まっていた夜、彼方から聞こえて来るSLの汽笛やコオロギの鳴き声。
そんな諸々と同じ追憶のHDDに収まっているのが この曲。
永六輔・いずみ たく そして 坂本九。
坂本九 と言えば スキヤキ ソング(上をむいて 歩こう)が あまりにも著名なんですが、私にとっての代表曲は「見上げてごらん …」なんです。
そんな経験してないのに 胸の奥底から涙が湧いて来る。なんでやねん?!ですよね。
パラキンのヒット曲をもうひとつ。
「悲しき60歳」
あの頃の60歳は悲しきやったんですね(笑)
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